2014.10.17 iMac Retina 5K がもたらした5つの革新

imacretina

世界初の27inch 5K(5120×2880pix)モニター

DELLからは先に2014年の10〜12月に5KモニターUltrasharp 27 Ultra HD 5Kが出るとは聞いてましたが、アップルが先を越した形です。
もともとのiMac27インチは解像度が2560×1440とこれでも細かい方なんですが、今回一気に4倍です。あの画面に4枚分入ってるわけです。
Retinaの看板に偽りない、ドットを判別するのが難しい解像度です。

 

ケーブルレスの一体型、液晶部分は薄さわずか8mm

マウスキーボード、ネット回線全てが無線で可能。電源コード以外は基本必要ありません。キーボードを含めると40センチほどの奥行きにすべてが収まることになり裏側から見てもとてもスッキリしてるので洗練された家やオフィスなどにはピッタリですね。

 

最先端のスペック  Core i7 最高4.4GHz  Radeon R9 M295X  ハイブリッドHDD

一体型に搭載出来る現在最高のパーツをふんだんに使い、デスクトップ型PCにも匹敵するスペックを凝縮しています。
国産モデルにもこれに相当する一体型はそうそうありません。HDDは大量メモリキャッシュを積んだフュージョンドライブかSSDを選択出来ます。

 

5Kの高解像度をコントロールする帯域幅最大40Gbpsの独自チップ

これだけの高解像度を扱うにはかなりの伝送速度が必要です。AppleはGPUとモニター間でDisplayPort1.2やHDMI2.0よりも遥かに太い最大40Gbpsを伝送する内部チップ『TCON』でコントロールしているそうです。

 

驚きの価格設定

現在売られているIPSの32インチ4K液晶モニターですら、EIZOが18万円台、シャープに至っては30万円、今度出るDELLの5Kモニタが単純計算で25万する中、IPSで27インチ5KにMacまで搭載するのに258,000円からというお値段。試しにカスタマイズで最高スペックにしても34万円ほどです。
モニターの色設定もクリエイター向けに一台ずつ調整済みで出荷されるようです。下手をすれば、DELLのモニターよりiMacが売れてしまう可能性も!?

 

 

Windowsユーザーも一足早く5Kを体験できる!?

ここはまだ誰かのレビュー待ちですが、新しいOS Yosemiteでも引き続きBootcampが使えるのでパーテーションを切ってWindowsを入れる事が出来ます。
ですのでWindowsでも5Kがいち早く体験出来るかもしれませんが、上記『TCON』の恩恵は受けられるのか、出来たとしてもWIndows7だとMacOSのような文字のスケーリング機能が弱いので8以降を入れなければかなり小さな表示になってしまうかもしれません。

 

仕事はMac、プライベートはPCの私としては

非常に欲しいです。一番いいのは会社に導入してもらって仕事で使いたいです。少し残念だったのは外部入力が無い事ですかね。まぁこれがあったら本当に祭りになってたんじゃないでしょうか。少なくともDELLは5Kモニターの値下げを余儀なくされるとこだったでしょう。出力は2系統あるので最高3台でのマルチモニター化が可能なようです。あとはもう少し狭額ベゼルに出来そうですが、これはあえてなのかもしれません。ipadとMacminiのの発表もありましたが、僕は今液晶モニターを探しているだけに一番大きなインパクトを受けました。GPUはRadeonでPC派の人にはGeforceGTX980Mじゃないのかよ、と思われそうですが、Mac使いには昔からRadeon(ATI)好きな人が多いのでむしろ歓迎されてるんじゃないでしょうか。まぁマカーは基本重いゲームするわけじゃないですし十分なんだと思います。MacはOSからしっかり高解像度に対応してるので高精細で奥行きのある映像など実際の画面を早く見てみたいものです。