2015 新型ステップワゴンスパーダ 先行内覧会に行ってきました。

2015stepwgnspada

現在ミニバンを検討していまして、先日ホンダに行き新しく出たJADE(ジェイド)を見て来たんですが、ジェイドは僕の好みとは少し違いました。

個人的な感想としてはプリウスαのホンダ版という所でしょうか。でも今頃のハイブリッドのバッテリーはかなり持ちが良くなったようでひとつの車を10年乗るとしても、バッテリーより車のほうが先にガタがくる位だと言ってました。

その後テーブルについて話しをしている時に、新型ステップワゴンの話になり、少しホンダのサイトでは見てたんですが届き次第ご案内しますと言われ楽しみにしていました。ちなみに今までミニバンは持った事ないです。

そして4月19日の昼ごろメールが届き、お店に一台やってきたというので早速向かってみました。

写真を撮ってもいいのか聞くタイミングを逃し結局撮れなかったんですが。。。すみません。カートップなどの最新刊にはもう色々載ってるみたいです。

ディーラーにあったのは雨でわかりづらかったですが、多分黒色のSPADA(スパーダ)です。ステップワゴンより顔が違う分長いそうです。あと装備品なども含めスパーダが少し高級のようですね。

後ろ向きで置いてあったので、特徴的な縦に切れ目の入ったテールゲートがすぐそれとわかりました。

ただ生憎の雨で、外に置いてあったため途中から移動させて車庫に入った状態で見たので暗かったです。

普段5人乗りコンパクトカーのマツダ・ベリーサに乗っておりミニバンはやはり大きいなと思いますが特にその背の高さを感じました。写真で見るよりも全体も少し大きい印象です。

もともとステップワゴンは床も低いのが特徴のようですが、さらに天井高もあり、大人でも余裕持って中に入れますね。聞く所によると、トヨタのアルファードより全高が5cm低い割に、ステップワゴンは床が低いので中の高さはアルファードよりも長いんだそうです。小学生あたりまでは十分普通に立てる高さです。

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そして一番のお楽しみであったテールゲートの開閉機構ですが、全高が高い分ドアの縦幅も長い!こんなに長いとフルで開くにはかなり背後に余裕がないといけませんが、そこは新しい半横開きのドアがついてますのでわずかなスペースでそこまで大きな荷物でなければ出し入れが楽に出来そうでした。

そしてもう一つの利点として、3列目シートへバックから乗り込める事。これは新しいです。もちろん3列目シートを半分たたまないといけませんが、そのシートの上の踏んでもいいようしっかり補強もされています。子どもさんが多いご家庭など2列目をスライドする事なくサッとリアから乗り込めるのはいいなと思いました。内部から開ける取手もあり、不用意に開けないようサイドブレーキを掛けた時しか中からは開かなかったり、チャイルドロックもついておりその辺はぬかりないですね。

あと2段階式で畳んで床にしっかり収まる3列シートも、普段は4〜5人乗りで3列目に荷物置きに使いたい方にはステーションワゴンのように使えていいですね。

トヨタは床下にも荷物を入れられるようにしてシートはサイドへ跳ね上げる機構ですが、あれが個人的にあまり見た目的に好きじゃないんです。窓も塞いでしまいますし。

ステップワゴンはその辺スマートだと思いました。

あと、この縦に大きなテールゲートですが、開け切ったら逆にいい日除け、雨除けになるなと思いましたね。アウトドアで使えばちょっとしたタープ代わりになるんじゃないかなと。

席を倒したらフルフラットシートになるのは近頃は当たり前ですが、家族3〜4人車中泊こみの長期旅行も楽しそうでわくわくしました。

運転席はインパネ部分はすっきりまとまっている印象。色使いは若干渋めで年令高めな方でも受け入れ易いですかね。

床が低いせいなのか、わりとミニバンにしては座高はそこまで高くないんだな、という印象でした。3月に親戚の車のノアを借りたんですが、それと比較した印象ですが。

このへんは好みでしょうが、前方の視界、特に斜め下の目視エリアがもう少しあるといいのに、という気がしました。あとテールゲートが横開きになる代償といいますか、ガラス窓の真中にピラーがついてしまうので少し目視での視界が狭まるのは少し気になりました。駐車などはバックモニターで大丈夫でしょうけどね。

そして大きなポイントとして、2列目のスライドドアの窓が大きい!縦にもですが横幅も!これは景色がいいところはホントいいでしょうね。でもしっかり標準で遮熱や紫外線カットもある上に、下からせり上がる?シェードまでついていましたのでプライベートな対策もきっちりしてあるなと好印象でしたね。

近頃のミニバンでは当たり前でしょうが、一列目の運転席と助手席の間には大人が十分通れるウォークスルーがあり、凸凹も無いので内部での運転手チェンジも楽ですね。シートはごく標準なもので固さもはほどほどといった印象です。ビニールがかかったままだったのでここは試乗でですね。

今回のスパーダは8人乗り仕様でしたが7人乗りなら3列目まで行き来が自由自在ですね。足元も広々、自由にスライドして変えられるのはトヨタと同じ。あとはスパーダの仕様だけかもしれませんが、2列目の個別のエアコン、2列目3列目それぞれ両側に個別のライトもあり便利そうでした。

今回まだ内覧会のみでナンバーがまだついておらず、試乗は来週からという事で今回は運転まではわかりませんでした。中途半端な記事でごめんなさい。

ただエンジンだけはかけられらのでその音を聞けましたが、ガソリン車のわりには随分静かだなと思いましたね。

ここからは営業さんからの話しですが、新型ステップワゴンはハイブリッドは当分考えてない、との事でした。開発はしてないわけじゃないのでしょうが、ネットの情報とどちらが正しいんでしょう。

今回初採用になった1.5リットルのターボエンジンが特徴のステップワゴンとスパーダは、前は2.0リットルだった旧型ステップワゴンから買い替えを検討している方は、外観内装は概ね好評のようですが、やはり下がった排気量が気になるようです。最新のVWゴルフなどの欧州車にも採用され始めた技術だそうですが、国内ではホンダが口火を切った感じでしょうか。

自分は初めてミニバンを検討しているのでそこまでパワーの違いが分からないでしょうが、全然遜色ないと力説されていました。こればかりは試乗してみないと分からないですね。

もしそれで力不足を感じないなら、エンジンのサイズが小さい分、ミニバンガソリン車であっても燃費の良さが期待出来そうです。

どうしてもハイブリッドだと車重アップやバッテリーと複雑な内部構造で30〜40万割高になってしまうのでしょうが、あえてガソリンだけで内部効率を磨いてダウンサイジング化し、燃費をよくするその考え方が潔くていいな、と思いました。構造がシンプルになるぶん故障の箇所も減るわけですし。単純に安くて燃費がいいのは歓迎ですし、その分オプションでの快適性にお金を回せるのは嬉しいですもんね。

そもそもハイブリッドの30〜40万をガソリン代で元を取ろうと思うと結構な距離ですよね。もちろん静音性のアドバンテージやエコへの関心も必要ですが、ハイブリッドは個人的に本当の価値を見いだせるのはもう少し先のような気がしてます。なんだか太陽光発電のメリット・デメリットを家造りの時考えてた頃を思い出します。

あとサイズは5ナンバーですし、今のベリーサともそこまで維持費が変わらず7〜8人の広さと快適性を手にいれられるのは魅力だと思いました。車幅も同じですし一人で街乗りでも気にせず乗れそうです。

大きくなる分、運転には今まで以上の注意が必要になってきますが、そういった心配もバックモニターはじめ最新の安全機構が標準でついてきますので逆に今より安全かも。あとは慣れの問題ですね。

次回はぜひとも試乗して、普段使っている道などや出来れば高速を走ってみたいなと思います。

すでにトヨタのノア、ヴォクシー、エスクワイヤ、見て回ってはおりますが、もちろんこのあたりも手堅いとは思いますし、アルファードは乗り心地が抜群でしたがサイズと価格がオーバーなので多分候補には入らないでしょう。

今回の新しいステップワゴンは今のところ筆頭候補となりました。あとはセレナやラフェスタ、新しく出たスバルのエクシーガクロスオーバー7を見に行くつもりです。