今、世界的に話題となっているLGBTQ。最近では、AAAの與真司郎さんがゲイであることを公表し、勇気あるカミングアウトに称賛の声が集まりましたね。LGBTQとひとくちにいっても、ゲイやレズビアンはよく知られていますが、中には違いがよく分からない…というものもあるのではないでしょうか。
今日は、その中でもノンバイナリーという性的マイノリティについて、解説していきたいと思います。このノンバイナリーというのは、歌手の宇多田ヒカルさんも自認しているんですよ。ノンバイナリー 意味とは?
知ってる?「ノンバイナリー」という性自認
ノンバイナリーとは、正式名称を「ノンバイナリージェンダー」といい、自分の性自認を男か女かには当てはめない、もしくは当てはめたくないという考え方をいいます。「第3の性」や「クィア」と呼ばれたりもしています。
ノンバイナリーの特徴
ノンバイナリー 意味は、たとえば以下のようなケースを指します。
- 女として生まれたが、男のときと女のときがある
- 身体的特徴から、自分を男性だと思ってきたけど、実はそうではないかもしれないと思っている
- 男か女か決めつけたくなく、その時その瞬間のありのままの自分でいたい
英語圏ではティーンエイジャーを中心に「HeでもSheでもない、ただ自分という存在があるだけ」という考え方が広まっており、ノンバイナリー語として三人称They(彼ら)が用いられるようにもなりました。
実は芸能界にも多い「ノンバイナリー」
2021年には、歌手の宇多田ヒカルさんが自身の性自認を「ノンバイナリー」だと明かしたことで、LGBTQの中でもノンバイナリー 意味がよく話題にのぼるようになりました。ほかにも、メイクアップアーティストの西村宏堂さんや、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストへの出場経験もある井手上漠さんなど、芸能界にもノンバイナリーを公表している人は多いのです。
知っておきたい!ノンバイナリーと違う性的マイノリティ
トランスジェンダーとはどう違う?
ノンバイナリーとトランスジェンダーの大きな違いは、「性を意識しているかどうか」です。ノンバイナリーは、自身の性を意識せず「男か女か」に当てはめない考え方を示す一方、トランスジェンダーは、生まれたときとは違うほうの性を強く意識しています。
クエスチョニングとはどう違う?
ノンバイナリーとクエスチョニングの違いは、「性に対する考え方が固まっているかどうか」です。ノンバイナリーは、自身の性を「定義しない」と決めて生きているのに対し、クエスチョニングは「自身の性がどちらなのかまだ考えている」状態をいいます。モノマネ芸人のりんごちゃん性別は男性ですが、性的思考はクエスチョニングだと公表していますね。
Xジェンダーとはどう違う?
ノンバイナリーとXジェンダーの違いは、「性に対する考えと、振る舞いに対する考え」です。ノンバイナリーは、「その性としてどう振る舞うべきか」「男なら男らしく」「女なら女らしく」といった、性に結び付く行動も包括して”定義しない””自分には当てはめない”と決めている一方、Xジェンダーはあくまで「性自認」に対する位置づけを定義しないと主張しています。
ジェンダーフルイドとはどう違う?
ノンバイナリーとジェンダーフルイドの違いは、トランスジェンダーと似ていて「性を意識しているかどうか」です。ノンバイナリーは、そもそも「男か女か」の二択を避ける考えを示すのに対し、ジェンダーフルイドは性に流動的なので、あくまで「性」を意識した考え方だといえます。
まとめ
今話題のノンバイナリーは、数多く存在しているLGBTQの考えと通ずる点も多いことが分かりましたね。それぞれの性的思考との違いをきちんと理解し、多様性を受け入れられる社会になっていくと良いですよね。
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