ラズパイ3+Tera-berry DAC2+専用ケースAVIOT Case01で組んでみた

ラズパイ3とTera-berry DAC2と専用ケースAVIOT Case01+Tera-berry DAC2専用パネルとDAC側から直で電源ケーブルと。やっと役者が揃い、一通り組む事ができました。★

ラズパイ本体とTera-berry DAC2は9月(現在11月)の時点で購入してましたが、専用ケースとTera-berry DAC2専用の端子部分のプレートがここ最近発売になったので、それを待っていた形です。まぁぶっちゃけDAC2とケース+バッテリーを揃えた時点で、そこそこのDAPは買えてたでしょうね(笑)でもいいんです。

BTOパソコンなど組んだ経験はあったんですがラズパイはまったくの素人なくせに、出たばかりのデバイスをどんどん買っていったのでネット上にもあまり情報を見つけられず、かなり博打な要素がありました。

写真があまり鮮明じゃないですが組んだ感じです。別電源を取ったので、サイドのパネルを外さざる得なかったのは不格好ですね。あとCase01にDACボードを差し込む場合、ケース付属の銅プレートを挟むことでノイズの遮断や放熱ができるそうなんですが、Tera-Berry DAC2はコンデンサの高さがあり銅プレートがあるとGPIOピンが届かなかったです。組んだあとに調べてると、GPIOのピンを嵩上げ出来るパーツがあり、それを挟むことで銅プレートが差込可能のようです。またパーツを取り寄せてやってみようと思います。
参考記事 http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2017/10/one-board-audio.html

他の方も書かれていますが、この専用ケースめっちゃ精度高くて所有感を満たしてくれますね。専用パネルも寸分違わず綺麗に刺さります。いずれTinkerBoardも試してみたいですね。

そもそもどうしてラズパイでのオーディオ再生をやろうと思ったのかというと、車でCDデッキの代わりに使えるデバイスを模索しているうち、DAPを最初は考えてたんですがラズパイオーディオは

・安くDSDなどのハイレゾ音源を再生出来るということ。またCDリッピング曲も高品質再生を期待して。

・構造がシンプルな分、音の劣化を最小限に出来ること。高音質なパーツを贅沢に使えてること。

・RCAケーブルを通してアンプ側に送れる(DAPのイヤホンジャックよりはいいかなと)

・電源をモバイルバッテリーから供給出来るので、ノイズで汚れにくい。

・Wifiを使って、スマホやタブレット側から操作が出来る。曲データはラズパイに挿したUSBメモリから。

などのメリットを感じたからです。DSPとかは何もありませんが、とにかく素のままに音源を伝送できるプレーヤーが欲しかったのです。

DAPなどでも大方似たような事はできるのはわかっています。今までそれをタブレットでやってきたので、新たな事がしたかったのと、なによりWifiでタブレット操作が出来るのに魅力を感じました。

 

とはいえ、Wifiに関わるここがいまいち情報不足で、本当に無線でやり取りできるのかが不安でした。

OSはVolumio2とMoodeaudioと2種類のOSを用意して、LINNの出しているLUMINというアプリで操作しようとしましたがなかなかうまくいかずに、有線LANを外すと断線してしまい、無線は全然反応しませんでした。

色々調べているうち、Wifiを内蔵しているけどあまり飛ばないようで別途USBタイプの子機を使ってる人が多いようだったので、どうせならと思いアンテナ付きのものを購入。車内でグローブBOXなどに収めるならまたアンテナが隠れちゃうので、車用のUSBを使えるようにするスイッチパネル付きの延長ケーブルも一緒に購入し、内部を這わせてアンテナを接続させるように考えてます。

結局LUMINではうまくいかず、他のアプリがないかと探してみると…あほですねVolumioの専用アプリが有ることを今更知り、インストールしてみるとあっさりと無線接続が出来ました。
Tera-berry DAC2のサイトにLUMINが対応したとあったのでてっきりコレが一番なのかと思って・・ちなみに有線ではちゃんと使えました。LUMINはホーム用と考えた方がいいですね。

でも改めて家でUSBアンテナを外して検証してみたら、そのままVolumioアプリが使えました^^; まぁいいですどちらにしろ車内では蓋をしてwifiは届かない可能性もあるので。


ちゃんと自分でアーティスト写真を拾ってきてくれてて素晴らしい!

Volumioで何故タブレット側で音量を操作出来ないのかはまだ分かってませんが、それはプリアンプ側で出来るのでまぁいいかと。

たださすがに今まで使ってたBlutoothの操作ボタンは反応しませんでした。これが惜しい。これが利けば音量と再生停止、曲の送りが手元で出来たのにな。

タブレットの純正プレイヤーはそれが出来るのでとっても快適でした。

あと、Tera-berry DAC2を選んだ理由に電源をラズパイ3と別にすることでさらなる高音質を期待出来るとのことで、最初からモバイルバッテリーで使うつもりだったので効果はあるかわかりませんでしたが、どうせならと思いTera付属の電源ケーブルを使い挑戦してみました。

赤い丸部分に挿すパーツが付属していて、ラズパイ本体用とDAC用それぞれここから電源がとれます。本体側の電源は使いません。

市販のDCソケットというものを購入、メス側だけ使いラズパイ用とTera用へそれぞれつなぎ、USBへとつなげるDC電源変換ケーブルからモバイルバッテリーに接続してみました。ボルト表示には気を使いましたがここまで何の知識もない博打です。ジャックは、はんだ付けをむかーしやった事あるかな程度なので、確実にネジで締めるやつにしました。


テストはホームでしていましたが、これで車へ持ち込む準備が出来ました。ホームで音を聴いてみましたが、ノイズレスないい音です。何の問題もありません。ただ本番はやはり車です。圧倒的に車で聴いている時間が長いので違いはこっちのほうがわかりやすいはず。

車載として使うためにあと考えていることは本体はグローブBOXに置きソルボセインで制振させ、そこからRCAケーブルを通してプリアンプへと接続する予定です。

そして操作はWifiを通してandoroid版Volumioで、ラズパイに繋いだUSBメモリにあるハイレゾ含むFLACファイル一式をタブレット側でプレイリスト化したり、再生したり出来るわけです。命令だけでタブレット側からデータをストリーミングするわけではないので、音の途切れは発生しないメリットがあります。あと大きな画面で操作出来るのでDAPを一々下を見ながら操作しなくてもいいかなと。

とりあえずラズパイのお話まで。今後は車載での挑戦をいろいろと綴っていきたいと思います。