2016 ファミリーカーオーディオ

ミニバン トヨタノアハイブリッドSiを買って以来、今どんなカーオーディオが主流で、またミニバンなど家族向けのカーオーディオはどんなものが良いのか、この何ヶ月か色んなプロショップのブログや、カーオーディオ専門誌を見たり、実際にショップへ行って体験した事から、今の流れと理想のシステムを考えてみます。

まず2016年現在のカーオーディオの大きな流れをいくつかに分類してみると、
・純正オーディオ、純正ナビのまま、スピーカーも触らず
・メーカー・ディーラーオプションで社外品ナビ、スピーカー純正
・拘りたい方用メーカーオプションで三菱サウンドナビ(スバルや一部ダイハツ)でさらに拘る人は三菱製スピーカー装着
・社外品をディーラーで発注もしくは持ち込み取付け、スピーカーも可能(トヨタの場合)
・オーディオレスでカーオーディオのプロショップへ持ち込み、好みのものを取付ける

の形になると思います。意外と純正ナビって高いので、言われるままに取付けたらこんな機能いらなかったのに〜と言う事が多いと思います。ナビ性能だけ言えばカロッツェリアの5〜7万円のナビを後付けが一番よいかと思います。

ここからはさらにプロショップへ車を持ち込んだ場合の大まかな流れ
1 人気が高いのが三菱サウンドナビPREMI100(NR-MZ100PREMI)装着+お好みのスピーカー装着

2 ミニバンに人気なのが車種専用モデルのあるアルパインビッグX、リアモニターを付けて1列目と2列目で違う音楽・映像ソースを流して楽しめる>2016年のカロッツェリア新型サイバーナビも可能になりました

3 MAZDA車や一部外国車など、純正システムを取り外しにくい車や、とりあえずナビ優先でカロッツェリアなどを選んだ人むけに、外観を崩さず高音質を実現するアンプ内蔵型プロセッサー(DSP)を取付け+お好みのスピーカー

4 3の発展系で、ユニットやナビはお好みで、出力をプロセッサー(DSP)に通してお好みのアンプとつなぎ+2way 3wayスピーカー+ハイレゾ視聴環境構築

5 そもそも音楽優先でナビが不必要な人は1DINサイズのCDユニットに外部アンプ+スピーカー
人気なのはカロッツェリア DEH-P01やDEH-970のヘッドユニットから、同社アンプ+2way 3wayスピーカー
さらに高級ユニットが存在し、際限なくお金のかかる世界

6 孤高の存在で超高級路線のBEWITHブランド アンプ・スピーカー全て同社で組まれる事が多く、バックミラー型のメディア再生ユニットが特徴。

7.現在DIYが好きな方or一部ショップで、ipadを使った次世代システムが進化中。

8.ユニットはそのまま、スピーカーだけ交換

他にも細かいものはありますが、大体こんな感じじゃないかと思います。
基本的に音のいいユニット、ナビとしては三菱、アルパイン、カロッツェリア、ケンウッドという認識がありますが、音楽通からすれば、三菱>ケンウッド>アルパイン=クラリオン>カロッツェリア>その他という認識があります。もっと言えば

1.三菱製サウンドナビPREMIシリーズ+アンプ+スピーカー

2.その他ナビ+DSP(内蔵アンプ有無)+アンプ+スピーカー

ぐらいの勢いです。

2016年になってますますハイレゾ音源を購入する方が増えており、それを再生するシステムとしても、5番の構成を求める人が増えています。Helixブランドが出しているDSP-PROが現在唯一、ネイティブにハイレゾ音源を高音質で再生出来るプロセッサーユニットなんです。

ケンウッドの彩速ナビもハイレゾは対応していますが、やはり格が違うようです。

三菱もハイレゾは対応していますが、ダウンサンプリングされネイティブとはいかないようです。さすがに次期製品は対応する可能性が高いですけどね。

大体こんな流れですが、ここでやっとお題にしています「ファミリーカーオーディオ」について、後部座席に家族が乗る場合の特にミニバンタイプの空間をどうシステムを組んでいくか、という事と考えると、

・天井もしくは1列席背後にリアモニター設置し、メインとは違うDVDなどを映す機能ありのもの
・1列目ではオーディオ、2列目ではDVDのサウンドなど別々に楽しめる音響設定
・一人、もしくは1列目しか人がいない時は切り替えてフロントでしっかり音楽を楽しめる
・DVDを家族で楽しむ場合や、音楽の臨場感アップのためにも、サブウーファーを設置

以上の条件を全て叶えるために理想的なシステムは
アルパインもしくは新発売のサイバーナビをメインユニットとリアモニター
スピーカー出力をDSPに橋渡しし、さらなる高音質化
アンプ内蔵型か、DSP+外付けアンプはお好みですが、DSPはほぼこの中からでしょうね。
HELIX MATCH PP-82DSP(アンプ内蔵型)ハイレゾ対応(48khz/16bit)
HELIX P-SIX DSP(アンプ内蔵型) ハイレゾ対応(96khz/24bit)
ARC AUDIO DSP8(アンプ内蔵型)

HELIX DPS-PRO(アンプ非搭載)ハイレゾ対応(96khz/24bit)
↑さらに拘る人はほとんどこの製品になります。三菱以外のメーカーデモカーにもかなりの確率で付けられていました。
HELIX製品のいい所は素で高音質な上、ハイレゾ対応(96kHz/24bit)の音源を直接入力可能で、専用のリモコンでユニットと外部入力音源を切り替えて聴けるところですね。

ファミリーカーとしてなら、個人的にはMATCH HPP-82DSPが最適かなと思います。ショップで取り付けをお願いすれば、ベストな音響空間にチューニングしてくれます。専用の機器が必要なので素人にはかなり難しいと思います。
うまくいけば、フロントガラスにステージが出来上がり、目の前で歌ってくれたり、楽器の配置がしっかりわかるような錯覚を覚えるでしょう。

スピーカーはショップで聴き、お好みの物を選ぶのがベストですが、満足度の高いのはセパレート型のものを選んで、しっかり位置や角度を調整してもらう事ですね。リアスピーカーは純正でもいいですが、出来たら同メーカーのせめてコアキシャル型のものを取付けたらいいかなと思います。

人気のあるスピーカーとして、ショップのブログを何百記事見た感じでは三菱のDS-G20、カロッツェリアのTS-V172、モレルのMaximo6、DLSのRC6.2を取付けている事がとても多いですね。これは入門用としてなので、もっといい音というのであれば各スピーカーの上位クラスをチェックしてみるといいでしょう。
実際メーカーデモカーを視聴しましたが、特にモレルとDSLはリアルで大人な空間に感じました。

そしてサブウーファーですが本格的なものを積もうと思ったら結構なラゲッジスペースを占有してしまいますので、まずはアンプ内蔵型などの薄型チューンナップウーファーで試してみるのが良さそうです。これならシート下に隠れる大きさなので、物々しい感じは薄まります。ウーファーが付く事により、ただ低音が響くだけでなく、中域高域がスッキリして響きがよくなります。
これも色んなショップを見た感じ、μ(ミュー)ディメンジョン、マクロム、サーウィンベガ、ロックフォードフォズゲートあたりがおすすめのようです。アンプ別の単体サブウーファーは、たっくさんありますが、三菱のSW-G50をわりとよく見る気がします。

そしてこれは好みになりますが、ハイレゾ音源を聴きたいならさらにシステムの追加です。ハイレゾ対応のDSP-PROのデジタル入力へデジタルのまま転送するために、オーディオテクニカのAT-HRD5というデジタルトランスポートユニットを使い、ハイレゾ対応のプレーヤー、例えばハイレゾ対応スマホ(Xpreriaシリーズ)、ハイレゾウォークマンNW-ZX100やNW-ZX2、オヤイデ電気 Fiio Xシリーズ、アステル&ケルンAKシリーズ、オンキョーDP-X1などを繋いで聴くと、CD音源を超える超高音質で楽しめます。

といったわけでつらつら書いてきましたが、実際の所自分の車はサウンドナビを付けただけ。
なのでこのままリアモニターとスピーカーを取付けておしまいにするか、はたまたサウンドナビを軽に載せ替えて先ほどのファミリーカーオーディオシステムを構築するか迷いどころです。それとは別に、2DINスペースにIpadをすっぽりはめてメインユニットとして使うシステムもにわかに盛上がっているようなので、それも気になりますね。

 

関東周辺:クアンタム(茨城)、サウンドプロ(東京)、サウンドエアライン(群馬)、アークライド(千葉)、ナナミサウンドファクトリー(神奈川)
関西周辺:AVkansai(大阪)、マイスター(愛知)、カスタムオートMRT(兵庫)、エルハウス(奈良)
中国:M.E.I(広島)
四国:ピットハウスコスギ(香川)、プロショップTOM(高知)
九州:エモーション(福岡)

このあたりのプロショップをよくチェックしています。施工内容を惜し気無く公開していますし、なにより面白いです。
※あくまで入門者の書いた記事ですので、詳しくはプロショップでお聴き下さいね!