色々カーオーディオに関して今まで書いてきましたが、ひとつ書けなかった事があります。
どうして十何年ぶりにカーオーディオにハマったのかという理由が…
ええ、おっさんです。お題でもおわかりかと思いますが、もろおニャン子全盛期に中学高校時代を過ごした世代です。
今までもレンタルCDで二枚程ベスト盤をMP3とかでこっそりと聴いてましたが、ある曲が無償に聴きたくなりました。ファンの方ならご存知でしょう、「早口言葉でサヨナラを」
それを聴くにはどれに収録されてるんだと検索してると、意外とおニャン子はたっくさんベスト盤が出てるんですよね。
その中に、これは!と思うベストが!「おニャン子クラブ大全集 HQCD上下巻」当時のアルバムを音源からハイクオリティにマスタリングしなおしたという限定品。
2010年にリリースされたものと言う事でさすがにポニーキャニオンから直接は買えず、アマゾンに出品されたものはプレミア価格に。
これに早口言葉もハイクオリティ笑に収録されてるということで、欲しいけど高いな~どうしようかなぁと寝ても覚めてもその事ばかり考えてましたw
レンタルも探したけどなし。とうとう使った事なかったヤフオクにまで手を出し、ずっと出品を待ち続け2ヶ月経った頃に15,000で落札。もとが1万だからまぁよしとする。
今のアマゾンのほうがよほどプレミア値段だし、滅多にヤフオクも出ないみたい。
その昔2枚組ミュージックテープ(古)で買ったアルバム「サークル」も収録されてるのも嬉しかった。
早速CDをリッピングしWAVデータに変換。本当はアルバムアートやアーティスト情報が格納出来るFLAC形式がいいのだけどわずかでも劣化したくないので(気持の問題)現在はAndoroidタブレットに入れて楽しんでいます。
というわけで無事「早口言葉でサヨナラを」を聴けました。多分解散間近の頃にTVで聴いたのが最後だったと思う。
ずっとイントロだけが頭を回ってたのよね。こんな歌だったんだ。と初めてわかり満足しました。
レンタルのベストにも入っており以前からよく聴いていたのは、工藤静香、城之内早苗、富川春美の三人で歌った「白いコスモスの頃」という曲で「サークル」に収録されており、数あるおニャン子が歌った曲の中でも一番好きだった曲で、今でも隠れた名曲だと思っています。
それをカーオーディオのレベルアップをするたびに、バランス調整用の曲としても頻繁に聴いています。意外に色んな楽器を使ってたり、微細なギターの掛け合いなど編曲も凝ってるんです。3人のコーラスの聞き分けも面白いですしね。まぁ自己満足ですが。
今回HQCDが手に入ったおかげで曲ファイル自体のクオリティはもちろん、少し手の込んだオーディオのおかげで、当時テープで聴いていた頃を遥かに上回る音で聴けていると思います。製作されたのは実に二十数年前になると思うけど、音が新鮮でまさに現代にタイムトリップして来たかのようで、毎日通勤の行き帰りを楽しんでいます。気をよくしてその後かぶりの少ないB面コレクション1~5も購入。
でも、B面コレクション聴いて、別にHQCDじゃなくても十分楽しめたかも、とは思ったw あの当時(1985年ごろ)っておニャン子も最初もLPだったし、アナログ主流であまり録音素材をいじくる技術が少なかったから下手は下手なりにそのまま入ってて、今みたいに音程いじったりのデジタル処理されてない分音が素直な気がする。AKBとか低品質な再生機でも聞けるように色々いじっててすごい耳につくから車じゃ聴いてられない。乃木坂は何故かまだましだけど、曲によってはイントロが喧しすぎてすぐ切り替えちゃうし。なのでわざわざ現代にデジタルリマスターしなくとも十分きれいに聞こえた、気がする。そもそも変な古臭さみたいな物はそれほど感じない。エレクトロぽい曲はないけど、そこまで音の進化はないものだなと思ったな。
そういえば去年(2016)おニャン子に関する曲すべてを網羅した30周年記念の9万!するコレクションが売られていたのを購入しやすいようにCDに小分けしたものがリリースされてましたね。おニャン子解散後のソロ曲もいくつか聞いてみたいものもあるので、タイミング見てまた買い集めようかとは思っています。
当時民謡をベースに一番歌がうまいと思っていた城之内早苗がおニャン子中では一番好きだったけど、あらためて100超えの曲たちを聞くと結構印象がかわった。
白いコスモスはそれでも選抜メンバーだったと思うから今でも通用する歌じゃないかと思ってるけど、B面コレクションで昔そこまで聴いてなかったソロ曲を改めて聴いてみると、上手下手はいいとして、歌い手として才能がある人が誰なのかがオーディオのシステムを凝るほどにわかってくる気がした。
一番声自体に魅力があるのは、地味でかくれがちだけど内海和子さんだと再確認した。特に高音の伸びはうっとりするほど気持ちいい。管楽器などで感じる倍音?の特性をもともと持っているからだと思う。この間偶然爆報なんとかっていう爆問の番組で内海さんが出ていて、当時おニャン子の歌姫って言われてたそうな。
たしかにプリントの夏や思い出美人はさわやかに情景を思い描け、うっかり目を・・・閉じちゃぁクラッシュしてまう(笑)
その次に気持ちいいのは渡辺美奈代さんかな。国生さんもなかなかいいし、河合その子さんもわりと伸びのいい感じ。下手とよく言いわれてた新田さんも全然悪くない。ゆうゆも割と低い声なんだけどいい。全体的に歌の下手さをカバーするためリヴァーブ多めなのは否めないけどw
城之内さんは演歌チックでコミックよりの曲が多く、歌謡曲っぽい曲は極力こぶしを抑えているぶん魅力が半減してて惜しいなという感じかなぁ。城之内さんの現在の曲はは聞いたことないのでわかんないけど、唯一今も歌手をやってるし昔より全然上手なんでしょうね。
なぜか静香さんは後期に入った分うしろ髪引かれ隊ものが多くてソロがない。立つ鳥跡を濁さずって曲はよかったけどね。まぁもともと苦手ではあったりするw
あ、うしろ指さされ組の「うしろ指さされ組」も、イントロのドラムはしっかり低音も響かせたらとても躍動感あって鳥肌立つ。まさにタイムトリップですわ。
挙げればきりがないけど、ぜひ当時ハマった男子は車でシステム構築して当時の夕ニャンスタジオを再現してほしいな。クラブもせず帰ってかじりついてたのなら、涙出るよ笑
カーオーディオってアイドルの曲を聴くには、ほどよい環境じゃないでしょうかね。白い目で見られることもなく(笑)、ホームのようなクオリティを求める訳じゃなく、なんなら口ずさみながら聴けますもんね。
僕からのおすすめは、前後にクラリオンのコアキシャルスピーカー「SRT1733」と「SRT1633」どちらかサイズのあうものを前後にポン付け。デッドニングとか余計なことはまずしない。
デッキはなかなか今頃1DINものを付けてる人は少ないけど、出来るならケンウッドのI-K700や77をつけてみて。無理ならナビはケンウッドかクラリオンに。
さらにチューンナップウーファーがあれば最高。サーウィンベガっていうメーカーのVPAS10が国内外でかなり人気です。これだけを揃えて、まずは慣らしで1か月我慢して聴き続けると、どんどん音が成長しいい音になってきます。
タイムアライメントは極力つかわず、気になる周波数はイコライザーで調整し、聴きこんで下さいな。あ、前後バランスは7:3か8:2あたりでキモチイ所を探ってね。
するとある時から楽器と声がが立体的な位置関係を表現しはじめて歌ってる姿がなんとなくつかめてきます。車全体で音を聴いてるような、ライブ感あふれる音。
ここまでやってハマったら、最後に外部アンプのおすすめはロックフォードのプライム4チャンネル R300X4、予算が許すならT400-4かT600-4です。特にT600-4はロングランで一番人気のAB級アンプです。僕も使ってます。アンプをつければ音に温度感がさらに載ってきて声の伸びに実在感を覚えるでしょう。ついでに言うとI-K700に、タブレットからAT-HRD5に経由してAUX接続して聴いています(ハイレゾやWAVファイルを聴くため)
ショップでやってもらってもナビ代は別として4スピーカー+ウーファーで10万ほどで叶うんじゃないでしょうか。コアキシャルスピーカーを自分でつければもっと安上がり。
SRTは5000円前後ですしね。ぜひ安い構成でも感動の音は楽しめることを知ってほしいです。車は外の音がうるさくて機材に凝るのは馬鹿げてるとお思いの方も多いでしょうけど、あの密閉空間だからこそ、自宅部屋で感じる音響効果とはまた違ったヴァーチャル体験を楽しめるんです。これを極めると家で聴くのが退屈になりますよ!実際僕も家じゃまったく聴きませんし。ただし専門店の口車に載ってお金をつぎ込み過ぎない様に!僕が紹介してるのはそれとは180度違う楽しみ方です。出来るだけDIYで一つずつ組上げていき、音の変化、成長を楽しみながら、デッキ側の調整も試行錯誤しながら、毎日の通勤があっという間に感じるシステムを作るのです。
まだまだ書き足りないけどこの辺で!最後に内海和子さんの大好きな曲を。