「ザ・ベビーシッター」のネタバレを含むレビュー

 

夏になると風物詩として涼しくなるためにテレビでよく流れる怪談話やホラー映画特集。ホラーテイストのものが嫌いな人には得のないものだが、何故か興味本位で見てしまい後悔するなんてことあったりしませんか?そんな人に紹介したいのがコメディホラーというジャンルのもの。「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビランド」といったゾンビもので知っている人も多いであろうコメディ要素満載のホラー映画だ。ホラーが苦手でもホラー要素よりコメディ要素の方が多いため笑いながら見れるのが最大の魅力。今回はコメディホラーのジャンルの中でも結構最近に出た映画「ザ・ベビーシッター」のネタバレを含むレビューを書いていく。

あらすじ

12歳の少年、コール・ジョンソンにはイケイケの美人ベビーシッターがいる。臆病な性格のコールは時折近所に住んでいるジェレミーにいじめられていたがベビーシッターのビーに助けられ、その場を凌いだ。コールは少しオタク気質な所があり、そんなコールにも優しく話を合わせ、接してくれるビーをとても気に入っていた。ある日、隣に住んでいる同級生のメラニーに自分の親が夫婦水入らずでホテルへ泊まりに行くと話したところ、「ビーも夜になったらボーイフレンドを連れ込んでる、ベビーシッターは皆そうする」とメラニーに言われたため、気になったコールは寝たフリをしてビーが何をするのか確認する作戦を決行する。コールの親達が出かけて行った夜、ビーと一緒に映画を見たり踊ったりと楽しんだコールは寝たフリをしてビーを覗くことにした。サミュエル、アリソン、ジョン、マックス、ソーニャの計5人の友達を家に連れ込んだビーは瓶を使って「真実か挑戦」をし始め、全員とキスをする挑戦を受けたビーが唯一大人しそうな青年サミュエルをキスしたと思ったら両手のダガーで頭を突き刺した。それはまさしく悪魔と取引をするカルト集団だった。

キャスト

この作品の監督を務めたのは「チャーリーズ・エンジェル」シリーズでも有名なマックG監督。ブラックユーモアも満載のコメディホラー映画となっている今作はハラハラドキドキのアクションもあるがツッコミどころも満載だ。主演のコールを演じたのはホラー映画「フロッグ」などにも出演したジュダ・ルイス、ベビーシッターのビー役は映画「レディ・オア・ノット」で主演を演じたサマラ・ウィーヴィング、その他にもVineの動画で有名になったKing Bachの名で知られるアンドリュー・バチェラーや新作の「バイオハザード: Welcome to Racoon City」でクリス・レッドフィールドを演じるロビー・アメルなども出演している。

 

ネタバレを含むレビュー

この作品はテンポよく進み、所々にブラックユーモアを感じられ、ツッコミどころも満載だ。ビーに起きているのを見つかって拘束されたコールがツッコミを入れたように何故かマックスが半裸だったり、ジョンがサミュエルの頭からダガーを抜いて杯に血を入れようとして傷口を叩いて血を顔面に浴びるシーンで笑わない人は少ないだろう。「ホーム・アローン」を思い出させるような撃退シーンではコールの頭の良さが垣間見える。血しぶきなどのスプラッター要素はあるものの何故かグロさを感じさせなき、サラッと見れる作品となっている。続編の「ザ・ベビーシッター キラークイーン」もNetflixで視聴できるため是非見てみて欲しい