SONY 1DINデッキ MEX-XB100BTを米アマゾンで買ってみた。

もう買って半年位になるんですが、あらためてMEX-XB100BTの特長やいいところを書いていこうと思います。

みんカラでも書いてますけどね。

まずこれを買おうと思った経緯ですが、

基本SONY製品が好きで車用デッキの方はSONYで揃えたかったんですが、日本ではもう何年も前にカーオーディオ事業から撤退しており、基本国内では中古と一部北陸ディーラーのみでした。

日本以上に車社会であるアメリカほか一部海外でも開発製造は続いてるんですよね。日本の企業なのに哀しいことです。

で、その片鱗を味わおうとウォークマンにいかずXperiaタブレットで再生させていました。画面が大きくて車でも操作しやすいし、YouTubeなんかも流せるし、ipadでは出来ない、大容量のSDカードを使えるしと。

このタブレットの再生能力も結構いいと思ったんですが、もともと使っていたKENWOODの旧モデルI-K700ではAUXしかつながりませんでした。なのでDAC経由でかなりロスがありました。今考えるとですけど。

たまにiphone5をUSBで繋いだりしましたが、やはりSONYの音が好きでそちらがメインでした。

 

その後2016年だったか、ハイレゾに対応したハイエンドデッキ「RSX-GS9」が、米SONYから発売するとニュースで知り、猛烈に欲しかったんですが、なにせ日本に取り寄せるだけで20万ですんで、とてもそんな値段で買うなんて嫁には言えません(笑)

まぁでも別にハイレゾが聴きたいわけじゃないんだよなぁ、既存のCDを出来るだけ劣化なしで、4000ある曲をランダム再生させたいんだよなぁと思っていて、それならその下の機種でも叶うんじゃないかと思い、保証とかアレですが選んだのがMEX-XB100BTです。米アマゾンで定価が2万ちょいで輸送費含め、2万8千円でした。近頃は輸入が簡単になっていいですね。国内でも探したらありましたが、7万6千円とかアホかと笑

それでも素で出してくる音は馴染みあるSONYの音。なんか高域がどーとか中域低域とか言うのがどうでもよくなる?素直な音というんですかね。Pなんたらとは明らかに違う。

それにアメリカ向けなのか、低域をこれでもかと増幅するMEGABASSという単独ボタンがあり、およそ日本向けではない重低音を出してきます。外向きの趣味の人にはいいのかな?

そのボタンはたまーにしか使わないですが、それがなくてもしっかりと低音は団子にならず聴けますんで、ここらへんが大きくKENWOODと違うとこだと思います。高域もほどよいシャープさも持ち合わせてますし。

ちなみにマニュアルは当然英語なので、分かる範囲での調整ですが特に難しいということはありませんでした。日本のデッキを触った事があるならば、ですけど。

ウォークマンやXperiaでもおなじみのClearaudio+とかMP3などをアップコンバートするDSEE、EQプリセット、カスタムEQ、フェーダーバランス、視聴ポジション設定、サブウーファーのローパス、位相、スロープにあたる設定、フロントハイパス、あとリアSPをサブウーファーのようにかなり上を削ってローパスするエンハンス機能なんかありました。サウンドに関しては大きくこの辺で、あとはBT設定やディスプレイLEDカラー調整、ですかね。そこまで細かい調整は出来ないです。それに僕はほとんどの機能をオフで使ってますね。サブウーファーだけ、サブ本体側と両方で調整してます。フェーダーはフロントリアの気持ちよく融合するポイントに合わせています。

あとこれが特徴的だと思うんですが、bluetoothを使いタブレット側で一元操作出来るアプリ「SONYMusic center」の存在が大きいです。XperiaでSONYアプリに、SONYデッキですから、不具合はないはずだと。

Sony Music Center(iOS版もあり)でソースの切換、CD、USB、ラジオ、AUXはもちろん、タブレット内のアプリもソースとして(その場合音はBluetoothになりますが)登録出来ます。リストにYouTubeはもちろん、別のミュージックプレイヤー、ラジオアプリ、アベマTV、内蔵テレビなど音声の出る単体アプリがアイコンとなって1クリックで切り替わります。

上位RSX-GS9も同様に操作可能と思われますが、大きな違いとしてこのBluetoothがLDACという次世代無線通信規格となり、従来のブルートゥースだと帯域を削らないと飛ばなかった容量が一気に増えて、ハイレゾも遅れるほどになったので有線接続せずにタブレットやウォークマンの音が聴けるんですよね。SONYが先駆者で今少しずつ浸透してきて、今年になりKENWOODのナビ等でも対応してきました。

このLDACがRSX-GS9にしたかったポイントです。KENWOODが対応してきたのは驚きでしたけど。

MEX-XB100BTはLDACこそ出来ませんが、ハイレゾ以下のWAVファイル、FLACファイルは再生出来ます。

意外とこれがナチュラルに出来る国産機は少ないんです。カロとKENWOOD、一部クラリオンナビ、サウンドナビ位ですかね。

折角こだわって(笑)CDから出来るだけ劣化させず取り込んだ曲ファイルなので使いたいんです。そこからMP3にするのはいつでも出来ますし。

デッキ本体とタブレットを充電ケーブルで繋げば、それをストレージとデッキが認識し、タブレットのソース選択でUSBを選べば再生できます。

ただ、このプロセスは可能なんですが、思ったほど快適でない。哀しいことに。

ランダム再生ならいいんですが、アルバム・アーティスト検索とか出来ないので、パソコンのようにストレージ内のMusicフォルダを探し、アーティスト別のフォルダを開き、アルバムフォルダを開き、曲を選ぶというおおよそ運転中には無理な作業が必要なのです。

 

既存アプリを使い、BT経由またはイヤホン端子からAUX接続なら超絶簡単なんですけどね^^; Bluetoothは高域をブッツリ切った信号ですからやはり聞こえ方には不満を覚えます。AUXはわずかにヌルいし。

どうにかならないものかと、USB媒体は色々試しました。USBメモリは当然のこと2種類と外付けハードディスクUSB3.0を2種類、そして子供用として使ってたipadミニ初期モデル。

それにXperiaタブレットのAUX接続とipadのアナログ接続も試しました。同じ曲を再生し、スマホでバイノーラル録音、イヤホンでじっくり比べました。

 

USBストレージは先に言った選曲方法をタブレット内で操作するのは同じ、反対にipadはどんな再生アプリでもナチュラルにつながってくれ、選曲もスムーズ、しかも音も良い。

USBメモリとHDDはタブレット内再生と較べて音数は若干少なく感じ、どこかそっけない音です。

期待していたITBあるHDDは、キャッシュの問題なのか曲中絶対何処かで音飛びしてしまい、HDDが一番大容量で冷却できるアルミケースだったのでとても残念でした。

SSDに変えれば治りそうだけど、それだとUSBメモリと同じになってしまうような。。。

 

そしてipadを再生させてみてわかったけど、SONYタブレットはUSB接続でもわずかにノイジーです。これは本体の問題なのか、ケーブルで解決出来るのかまだわかっていません。

ipadはノイズ感少なく綺麗です。綺麗ですがノイジーに感じるXperiaのほうが各楽器の位置やステージ感というか広がりが上に感じて、非常に悩みます。

アドバイスをくれる方によれば、アプリでいかようにも変わるとの事なので、XperiaでUSB接続で鳴らせるアプリはMusic Centerだけなので選びようがない反面、ipadはアプリで激変するかも。

今後の課題はipadの評判のいいアプリを有料含め探すことと、音のいいUSB充電ケーブル?(オスA-microB)を試してみるのと、出来たらSSDを外付けケースに入れてみる、の三種です。

 

自分の中でこの中で一番期待できるのはipadですかね。XperiaはBTでも音の傾向が似てたように感じましたので・・・・頑張れSONY!

そう言えば、某ショップにお邪魔した際、そこのお客さんがRSX-GS9に埋込したipadminiを組み合わせていたのを思い出しました。あれが結局の所正解だったのかも・・・。同じSONY同士なのに残念です。

今話題なiOSアプリはKaiserToneというやつらしいですが、僕のipadミニは古すぎてiOS11にできないので機能の全ては使えないようです。とりあえず無料おためし版アプリで試してみますが、、、。

あと僕の車にはステアリングスイッチが無いので、Bluetoothで操作出来るボタンを付けてますが、曲送り、巻き戻し、再生停止も出来てかなり快適です。

そんなこんなで、現時点でSONY好きが車で音楽を楽しむには、中古を漁るか、現行機MEX-XBシリーズか、ハイエンド機RSX−GS9を選んで、選曲等の操作をAndroidならMusic Centerで、iPadならお好みの再生アプリで聴くのが現状ベストですね。