オーディオテクニカ AT-HRD5を付けるまでの顛末記

6月に入ってカーオーディオを少しバージョンアップした。
4月にフロントスピーカーを自分で交換してみたのをきっかけに暴走が止まらなくなったw

ちなみにスピーカーはクラリオンのSRT1633というコアキシャルスピーカーで、某◯袋で入門用には一番だと回答する方がいて値段も6,000円台とお手頃なこともあり、
通勤軽の実験台にはちょうどいいと思ってのチョイスだった。
SPが安い分、折角なのでカロッツェリアの金属バッフルも付けて、簡単なデッドニングキットも試しちゃった。サービスホールまでは埋めてないけど。
アドバイスの方によると、SPについてる樹脂バッフルのみで他は何もいらないそうなんだけどね(^_^;)
ちなみに一番相性のいいヘッドユニットはKENWOODのI-K700という廃盤の1DINデッキだそうな。
これはさすがにナビを取ってまで、は難しいので見送ることにした。

1ヶ月ほど聴き続けているうちに段々音がしっかり出てき始め、おもにスマホからブルートゥースで聞いてたのにもかかわらず、前よりも随分よくなった。
SRT1633は簡単に言うとフルレンジのスピーカーに中域と高域それぞれを担当するミニスピーカーがくっついていて、単体で3wayの働きをする構造なので、セパレートタイプにひけをとらない表現力を持ってると思う。
2ヶ月の間、コンペなどのデモカーも聴きまくり、超高級な2wayや3wayのスピーカーも聴きまくったけど、不思議とSRTがそこまでしょぼく感じない。これはこれと思える。

確かにもう少し生っぽい感覚があればいいなとは思うけど、それはさすがにこのクラスに求めるのは酷。
それでも今まで知らなかった音が沢山聞けたのはとっても新鮮で、昔好きだった曲を沢山聞き直して楽しんでるところです。

ただ聞いているうち、さらにいい音で聞けないかという欲求がわくのは人の性w
できればあまりお金をかけずにステップアップを出来ないかと、それから毎日ネットや本を読みあさる日々…

まずはそもそもの音楽ソースから。ハイレゾが流行っているけどとりあえず置いといて、昔の曲を聞き直すのがメインなので、基本はCD音質を出来るだけいい音でと考えるといまどき車に沢山CDを持ち込むのは何なのでCDからリッピングになるんだけど、WAVデータは最高音質ではあるけど重いし、タグはつけにくいのでハイレゾ音源でもよく使われるFLACがいいと思い、EACというリッピングソフトで手持ちCDとレンタルCD、MORAなんかでとってきた曲と、あとはアマゾンやヤフオクで思いつく曲はとにかくかき集めて皆FLACにしてやったw あ、あとそのために取り込み品質が高いというパイオニア製の内蔵Blu-rayドライブも購入した。

ただ、このままでは車のメインユニットは読み込んでくれない。MP3とAAC、WMA、WAVだけだ。ちなみに2010年の楽ナビ。
まぁそもそもこのメインユニットがあまりいい音じゃないってのがネット上の評価なので多くは望めないのだけど、とにかくFLACを今再生出来るのは手持ちのスマホXperiaZ3だけだ。
128GBのSDカードをえいやっと買い、すべてそこに詰め込みブルートゥースで聞いてみた。

この間に今まで触らなかった調整機能をとにかくいじりまくった。ナビ側とスマホ側で。
そしてカーオーディオ調整CD付き教則本まで買って調整しまくった。とはいえ、楽ナビはあまり調整の巾がない。イコライザーも7バンドしかないし。
わけもわからず最初はローパスをガッツリ切ってスッキリ聴ける〜なんてやってて、よくよく考えたら低音を殆んど出してないことに気づきOFFにしたら、今度は一気に低音が出だしてこれが本来のバランスだと気づいたという遠回りをしてたり。
てっきり重低音はサブウーファーがないと出ないもんだと思い込んでた。SRT1633は思った以上に低音も出してくれる。

これで一時は満足したんだけど、やっぱり電波で飛ばすってのはどうしてもロスが出てくるそうなんでせっかくのFLACがもったいないと思いだした。

一応ナビにはSDカードも入るけど、32GBまででFLACも入らない。今更WAVにするのもめんどいし。
どうにか有線で聞きたい!と思い出したらもう止まらない。

それとは別にスピーカーも増やしたいと思ってて、今の軽にはリアスピーカーの取り付け場所はあってもスピーカーがついてないグレードだったみたいで、そこへ同じSRT1633をとっつけて後部座席にも家族用に流そうと思ってたのよね。一応SRTのアドバイスでも前後7:3位にすると広がりが出るとあったんで試したくて。

そんな折にメーカーの高音質なデモカーが地元に来るってんで
市内のカーオーディオプロショップにおじゃました際、色々現状を話したら今ある機器をそのままに、というのなら外部入力を使ってアナログでFLACを聞けばという話になり、オーディオテクニカのAT-HRD5を薦められた。

本やブログでも散々見てたこの機器、とにかく高音質でハイレゾ対応プレーヤーで聴くなら必須アイテム位の人気製品で、書くと長くなるけどとにかくスマホからもデジタルデータのまま取り込み、デジタルorアナログ思いまま変換しメインユニットやDSPにリレーする機器だそうだ。

スマホ>>AT-HRD5>>ナビAUXで聴くと、ブルートゥースより全然いいとの事だったので、今後のシステムアップにあって無駄にならないかと思って、リアスピーカーと共に取り付けをお願いした!
リアスピーカーはね、なんか床をベリベリ剥がしたり色々大変そうだったので、プロに任せることにしたw
フロントもまったくの素人だったから結構ギャンブルだったしね。

そんなわけで、現在はこのようなシステムになっています。
ナビ AVIC-MRZ90II(楽ナビ)
フロント・リア クラリオンSRT1633 コアキシャルスピーカー
ナビAUXへアナログ出力 オーディオテクニカAT-HRD5
プレーヤー スマホのSONY XPeria Z3のmicroUSBからOTGケーブルAT-EUS1000を経由してAT-HRD5に接続 ソニー純正プレイヤーアプリ 何故かONKYO HF playerは起動しても落ちる
音楽ソース CDからリッピングしたFLAC(設定上最高音質)ファイル

まぁお金かけたわりにかなり中途半端な状態なのは十分わかっております…w

音質はというと・・うん、なんかブルートゥースよりも滑らかになったと思う。
乾いた感じが潤ったというか。ただなんか全体的に低音迫力が落ちたような…まだまだ調整途中です。
でも曲によっての差も大きいのがわかった。
あとリアの効果は正直よくわかんないw 当然だけど後部座席に乗ればよく聞こえるようになった。

そういえば、このSRT1633はあまりショップで扱うことがないようで、
スタッフ皆が音を聞いて感心してたみたい、それを「よく鳴る」と表現してたけどいい音ってことだよね。
やはりコスパはいいスピーカーのようだ。

ついでにスマホで曲を選んでたら事故しそうなんで、ブルートゥースでスマホへオーディオコントロール出来るステアリングスイッチ風ユニットを購入。
Satechi サテチ Bluetooth ボタンシリーズ というやつ。でもAUXだと画面に曲名が出ないのが寂しいね。

しばらくはこれで行こうと思ってるんだけど、やはり妄想は止まらない!w
今調べてる範囲で、さらに音質向上の方法としては、
・ナビそのものの交換、狙い目はKENWOODの2016年版新製品あたりか
・プレーヤーを専用のものに、理想はFiio X5 2nd gen.を出来るだけ上質な同軸ケーブルでAT-HRD5につなぐ
・ナビはそのままに、いっそDSP付きアンプを導入 Helix Match PP82DSPが高音質との話 AT-HRD5ともデジタル接続可能らしい Match新製品 M5DSPも気になる
・サブウーファーの導入。アンプ一体型のものでOK サーウィンベガ、マクロム、μディメンジョンあたりが手頃っぽい。Matchを付けるなら専用サブウーファーもありかも

DSPはもっと上位があるけど軽だし大掛かりなシステムにしたくないのであくまで純正然として音がいい、というのが理想。
KENWOODナビがFLAC対応なんでこれとマッチを組み合わせればハイレゾもどんとこいになるし、M5DSPにすれば外部アンプも接続可能なのでいずれは2Wayスピーカーもありかなと。

色々妄想が止まらないけど、まだメインのノアが何もやってないのにどうすんだとw
おしまい(・∀・)