11.06ちょっとだけ更新。
ここでは独断と偏見、受け売り(笑)などを混じえて、今買うべきカーオーディオはこのユニット!を紹介したいと思います。
ユニットとなぜ言うのかというと、2017年は様々な方法で車で音楽を聴くことが出来るため、ナビに限らずあらゆるジャンルを含めて紹介したいと思ったからです。
はじめに
カーオーディオは、なにげに音楽を聴くという意味では、ナビを付けてる人はBluetoothが最近は普通についてますし、iPhoneなどで音楽を聴いてる人は試したりするでしょう。
ですが本当にBGM程度に流したり、鼻歌やカラオケのように楽しんだりする位で、大音量にするという発想が普通はないと思います。
大抵の人は大音量=(イコール)うるさい音という認識があるからです。
ただ、ライブなどによく行く人はわかると思いますが、かならずしも大音量がうるさいとは思いませんし、むしろその音が感動を呼びますよね。
生演奏の音だって、普段聞いている音量より遥かに大きいと思います。
ホームにしろ車にしろにこだわる人は、そのリアルな音量にした上で、さらに声や楽器のリアルさ・臨場感を求めているのです。
それがある程度自由に出来るのは、カーオーディオだと思っています。ホームは近隣の目がありますし、イヤホンなどは耳のためにも限界がありますしね。
いくつかメーカーはあるけれど…
話はユニットに戻りますが、その音楽をリアルな音量で楽しむには、やはり餅屋は餅ということで音楽機器をメインに商売してるメーカーが強いのは確かです。
ただ、今は新車購入時にナビを付けるのが当たり前という風潮があり、この入口でまずコケる事が多く、かなり多くの方が車を買った後にやっぱり音楽を楽しみたいからどうにかしようとするので、お金がかかります。
見積もり時に大多数のディーラーがサービスで付けるナビの製造元はどちらかというと音楽はおまけ程度になります。よく採用されているのは、イクリプス、サンヨーあたりのようです。
となると国産メーカーで残るのは、カロッツェリア、アルパイン、三菱、KENWOOD、クラリオンです。あ、パナソニックもあった(笑)まぁそういうことです。
ですが音楽にこだわりたい人が選ぶのは大抵最初はカロッツェリアとなります。ナビの性能は確かに有名でその上音も良いという口コミも多いためです。
で、さらにユニットにお金をかけられる人は三菱のサウンドナビという選択肢があり、大体この2極に別れるんじゃないでしょうか。ただ三菱はナビ性能はあまり評判はよくありませんね(自車で経験済み)
アルパインは悪くないだそうですが、やはりビッグXなどビジュアルメインに今はなっておりあまり音楽向けというイメージが薄いのが現状のようです(昔はよいCDデッキが沢山ありました)
残るメーカーがKENWOODとクラリオンですが、実はこの2社が音楽機器としての歴史も音へのこだわりも高いんですが、世間はそうは思っていなさそうです。
ちょっと前の話をするとホームオーディオメーカーのDENONも昔は車用のデッキを沢山出していて人気がありました。今でも約二十年前の特定のデッキは10万前後でヤフオクで落札されるほどです。
その当時の3大メーカーはDENON、アルパイン、アゼスト(現クラリオン)で、その後カロッツェリアも参入しました。
バブルが弾けて高額ユニットが徐々に売れなくなり、ナビが登場するまカーオーディオは一時衰退し、ついにDENONも撤退した後は二大メーカーもCDデッキは安物だけになってしまいました。
カロッツェリアは当時広告やショップへの営業に相当力を入れていたため、ショップも最初におすすめするユニットという風潮になり、ショップのデモボードにもかなりの確率でつけられるためにこれがいい音という認識になってしまいましたが、先に紹介したデッキ類を聞いたことがある人は今の流れにに疑問が残るようです。カロッツェリアだけのコンテストも大きかったといえますね。ですが人に言わせれば、カロは生楽器が電子楽器のように聞こえるようです。
以前少しお世話になったショップへも一時期施工もしてもらいましたが、そこも傾向は同じとわかり最近はもう行ってません。カーオーディオをメインにやっているショップは食べていくために売れるもの、利幅のいいものをおすすめするのは仕方ないと思うので、そこに疑問があるならDIYでやるしかありません。この一年半ほど勉強して本当にいいものはネットや口コミでしか出会えないことがわかりました。
何よりもユニットが大事
前置きが随分長くなってしまいました。音楽を楽しむという意味で選ぶならそういうしがらみを取り除いて、正しい順序で取り付けるのが重要です。素人なのでしがらみはゼロです(笑)
とにかく、何よりも大切なものは音をつくり出す大元で、再生機でコケたらあと全部コケるということです。スピーカーやアンプはそのあとです。
そこでまず選びたいのは、KENWOOD、クラリオン、三菱ほぼこの3社に絞れます。クラリオン?と思われるでしょうが、実はカラオケ機器やプロ向けの機器も沢山作っている大企業です。日立やオンキヨーも技術提供して深い結び付きがあるんだそうで、1960年代にはもうカーオーディオの製品を出しています。ちなみに日立は昔Lo-Dという老舗音響メーカーでもありました。KENWOODも創業は古いですし最近ビクター(JVC)と合併したこともあり、巨大音楽機器メーカーになりましたね。三菱もホーム機器を長くやっており、長らくカロッツェリアが天下だったカーオーディオ界に風穴を空けるべく参入したと言われており、カーオーディオユニット自体の歴史は浅いですが実力は今の人気のとおりです。カロッツェリアはパイオニアですが、ホーム機器やAV機器は評判いいのに、カーオーディオは賛否が分かれる不思議なところがあります。
で、ちゃんとしたセッティングをすれば順位はクラリオン、KENWOOD同率で三菱となります。ただ、普通に聴いていい音、美音と思えるのはKENWOOD、三菱だと思います。この2社を経験して、いかにクラリオンが素直な音を出しているかをようやく実感出来るため、難しいところです。僕もKENWOODと三菱しか聴き込めてないので、これから経験したいと思っています。
このユニットたちをある程度の音量で聴いたときに、その価値もわかると言うことです。まずは純正スピーカーでもいいので聴き込んでみることです。
カーオーディオ おすすめユニットランキングベスト3
3位 クラリオンFDS(フルデジタルシステム)
一般のショップなどでは買えません。希望する方は最寄りのクラリオン取扱店へ相談しにいく必要があります。当然FDSデモカーがある所が望ましいですね。
FDSはユニットとコントローラー、ミッドウーファー、ツィーター、サブウーファーのシステム全体のこと指すので、これは設置するショップの腕による所もありますが3台のデモカーを実際聴いて、実に素直な音で良かったです。あとから色々付け加えて100万とかかけるのもカーオーディオの楽しみでしょうが、この一式でリーズナブルに満足度も高く完成させるのも今時じゃないでしょうか。お手持ちのスマホ・タブレット・ウォークマンなどを簡単に接続できるので、再生ファイルも選びません。現在は現行ナビとユニットをケーブルで繋いで楽しめるようになっています。単体でも動くので必ずしもナビが同じメーカーでもなくていいようです。クラリオンは1DINデッキの1万前後のやつでも音の傾向は一貫しており、分かる人にはわかる音だということです。7月になり、9インチで指のスライドで見たい情報の面積を自分で調整できる新しいナビが発売されました。もちろんFDSとの連携もバッチリでWAVやFLACもナビ側から再生できるようになりますます音楽好きにはオススメの構成になりましたね。
もちろんFDSでなくとも、ナビだけ購入し既存のアンプやスピーカーで構成するのもありです。
2位 三菱DIATOENE SOUND NAVI NR-MZ200PREMI
うちのミニバンには100PREMIが付いています。このナビの強みは無理にスピーカーを変えずとも、純正スピーカーでも楽しめるというのがコンセプトの一つなのです。うちの車も純正スピーカーで特に大きな不満なく楽しめてますよ。実はユニットが確かならば、すぐにスピーカーを変えたらもっとよくなるのでは?とか疑問は巡らないものなんです。ショップは商売上こんな事言えないでしょうけどね。ダイハツやスバルでは、サウンドナビのノーマル版をオプションで選べる車種もあるんだそうですね。まぁでもせっかくなら調整機能が充実したプレミが大は小を兼ねる的な意味でもいいんじゃないでしょうか。まとめてスピーカーもやりたい気持ちもわかりますが、一度純正でフルレンジスピーカーの音を聴いてからでも遅くないと思います。ただ100で惜しいのはFLACにも対応しているのですが聴ける曲と聴けない曲があります。エンコードの関係なんでしょうが今更3,000曲以上あるファイルを変換する気力はないため、聴けるWAVや一部FLAC、iPhoneなどで聴いているところです。ハイレゾにも完全対応したそうですが、その問題も解消してればいいんですが。もうすぐ300PREMIも発売されますね。
1位 KENWOOD MDV-Z904・Z904W
音・映像・ナビが高次元で融合した今一番おすすめのユニットですね。ハイレゾ対応と大きく謳ってまずが、まだまだハイレゾファイルをダウンロードして聴く人は多くないと思います。音楽が好きな人まだまだコレクション元はCDからでしょうから、こだわりのある人はWAVやFLACで聴きたいでしょうし、CD音質でも十分な感動を与えてくれるのがこのユニットでしょう。サウンドナビの半額で買えますし使い勝手もよいですから、安心して徐々にでもシステムアップさせながら楽しんでいけるんじゃないでしょうか。
現行新品で売られているものでランキングをつけるなら、この順位かなと個人的に思います。カロッツェリアが入ってないのはおかしいと思う人も多いかもですね。あえて書くならアルパイン4位にカロ5位ですかね。ナビ性能に未練を感じる人もいそうですが、ナビなんてそう毎日使うものでもないし、なんならスマホでも代用できちゃいますからね。そこにこだわる時代でもないと思います。一方音楽はハマれば毎日聴きたいものだし、とくに通勤通学に使っている方はいいユニットを選べば音楽を聴く概念も変わるんじゃないでしょうか。
今どきのカーオーディオ 番外編
先程言ったように、ナビは無くともスマホやタブレットのほうが地図は常時更新されますし、音声案内もしてくれますし。僕も紹介しておきながら、軽自動車にはナビを付けていません。万人にはおすすめしにくい構成で、1DINのKENWOODのCDデッキにAUX接続で10インチのandroidタブレットを繋いでいます。普通の車は2DINスペースがあるので、1DINはCDデッキ、残りがタブレットホルダーです。タブレットのSDカード128GBにこれでもかとWAVとFLACデータを詰め込んで聴いています。フリーSIMのタブレットなので、Youtubeなどの動画もデッキを通して視聴出来るので便利です。そもそも車でYouTubeを見たいと思ったのが発端で、わざわざ楽ナビを取っ払って付けました。タブレットは当然、ナビもアプリがありますし、しっかりした追従性能もありますので街乗りの軽にはこれで十分です。あとテレビも見れます。唯一単体で出来ないのは、DVDを見れない位ですね。でも外付けならWifiで飛ばせるDVDドライブがありますのでどうしても欲しいなら買います。ただホルダーはガタガタしてかっこ悪いので、最終的にはタブレットを埋込み式にしたいと思ってはいます。売ってないので自作になりますけどね。
フリーSIMか、テザリングが付いたナビが出てくれれば色々変わって来ると思うんですけどね。
カーオーディオのショップでは、ナビはそのままで、外付けDSPユニットへスマホやウォークマンを直に繋いで聴くやり方も流行ってますね。もっとシンプルに、単体プレイヤーから直接アンプへつなぐやり方も、かなり鮮度の高い音が聴けるようです。この辺もそのうち試してみたいものではあります。そして個人的に最も注目しているのが、7センチ×5センチ位のミニコンピューターボード「Raspberry pi」というものがあって、そのボードへ音響ボードを組み込めば小さなメディアプレイヤーが1万ちょっとで完成します。なんとハイレゾも出力可能で、音もいいと評判なのです。これをスマホやウォークマンのようにダイレクトに繋いで、Wifiも使えるのでタブレットから選曲、再生をさせる仕組みが実現出来ます。余計な回路を極力通さないのがメリットですね。DSPユニットを通すやり方もいいですが、アナログでセッティングできれば、また違った世界が見れそうな気がするんです。