家庭用ゲーム機の最新世代であるプレイステーション5(PS5)では従来の家庭用ゲーム機と違い、性能面は勿論、音質や画質の向上は、近未来的なゲーム機本体とコントローラーのフォルムも魅力のひとつだ。画質面では先代のPS4 Proが対応している4Kはもちろん、PS5では今後ソフトウェアの更新で8Kに対応することが可能になっている。より鮮明な画質に加えてPS5のヘッドホンからは3Dサウンドで立体的な音質を楽しむことで従来のゲームよりさらに楽しみ方が増えた。今回はそんなハイスペックなPS5の性能を堪能できるゲームをいくつか紹介していく。
デス・ストランディングディレクターズカット版(DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT)
今作は「メタルギアソリッド」シリーズを手がけたことで有名な小島秀夫監督がコナミから独立した後に「コジマプロダクション」として手がけた作品のディレクターズカット版。
このゲームは世界的な怪異によって地表にはタールが滲み出ており、電波や通信技術、飛行物でさえも遮り無いものとする雲、地域によっては触れたものの時を急激に促進させる雨の時雨(ときう)が降り注ぎ、この世のものでは無い存在が地面から引きずり込もうとする。そんな世界でも、ライフラインを保つために物資を運ぶ配達員が地下シェルターに住む人々を繋げている。その配達員のサム・ストランドとなって広大なマップをひたすらと歩き運ぶゲームになっている。後半には歩くだけでなく、道路やジップラインを設置したりなどすることでより快適に配達業に専念することも可能だ。PS5で発売された今作のディレクターズカット版では新要素追加とともに4Kへの対応とフレームレートの向上でより一層リアルな「DEATH STRANDING」の世界を堪能できる。
Black 4 Blood (B4B)
今作はゾンビゲーで有名な「Left4Dead」シリーズのTurtle Rock Studiosのクリエイター達によって手掛けられたFPS。”デビルワーム”と呼ばれる寄生虫が世界的に蔓延し寄生した人を”リドゥン”いわゆるゾンビにして、感染を増やしている世界が舞台になっている。プレイヤーは”デビルワーム”に寄生されない8人の「クリーナー」となり、「リドゥン」を撲滅するゲームになっている。キャンペーンモード一人でも友達と一緒にオンラインでプレイすることも可能だ。今作ではマップを探索することによって、集められるお金でアイテムを買ったり、道中拾える武器によって性能差があったり、アタッチメントをつけることで強化できるなどのローグライク系の要素もある。その他にもキャラクター事に、ゲームをプレイしていくことで入手可能な「カード」をデッキにセットすることでキャラクターの能力強化などができるため、攻略をするためにデッキと「クリーナー」の構成が鍵となってくる。
ホライゾン 禁じられた西部(Horizon Forbidden West )
2022年の2月に発売予定の今作は前作の「ホライゾン ゼロドーン /Horizon Zero Dawn」の半年後の世界を舞台にした続編のオープンワールドアクションRPGだ。前作と同様、圧倒的なグラフィックによって描かれる細かい描写や色彩はもちろん、自由度の高いゲーム性と多様なアクションも健在。今作では主人公のアーロイが調査のためアメリカの西部へと旅立ち、新しい部族や恐ろしい機械獣と遭遇する。機械獣との戦闘はもちろん、スニークで近ずき機械獣を乗りこなしたり従来の要素に加え、前作にはなかった水中を潜水マスクを使いながら自由に移動したり、高所から安全に降下できる「シールドウィング」などの追加されたシステムも沢山ある。前作をプレイしたことがない人にもおすすめの作品だ。