久々の投稿なんですが、
このブログにコメントくださった方に返信を考えているうちに、ついついこれは記事にしよう!と気持が変わったので。
2017年は有機ELの普及もあり4Kの大躍進の年だったんじゃないでしょうか。
僕もPCモニターですが43インチを買い、あいにく壊れて破棄となりましたが、4Kの世界を味わいました。居間はまだフルHDどまりですが。
今はそれに付加価値として4KPCモニターにも「HDR」がつきはじめ、2018年はPCモニターにも重要なスペックとなっていくでしょう。
2018年は4Kに加え、2020年に向け8Kモニターも少しずつですが出回り始めるようです。シャープの民生用はすでに最安値80万円台。70型でこの値段なら、ソニーの有機EL4Kが250万とかしてたので逆に安く感じてしまいます。買えませんけどね。
まぁでも今の段階では、まるでソースが追いつかない状態ですし、4KだってUHDブルーレイ位しか実用的なソースがない状態なので
2018年の時点ではまだまだ8K不要論も結構あると思いますが、僕は技術革新としてどんどん突き進んでほしいです。
そう思う理由として、もうすぐひとつの到達点には届きそうだなという事が少し調べてみてわかったのです。
人の目の認識能力の限界という意味では、アップルiphone4の時点でドットを認識出来ないラインとして出したRetinaディスプレイが326ppi(1インチ四方内のピクセル数)でしたので、まぁ諸説ありますけどそれを基準に考え、https://testpage.jp/tool/ppi_dpi.phpここで計算してみたところ、8Kモニターなら27インチだと326ppiになるようですね。
民生で多分27インチで8Kの液晶は出てないと思います。シャープがシーテック2017で参考展示してたようですがやっと70インチが発売になった位ですからまだしばらく先でしょうかね。
今一番近くまで来てるのがDELLのUP3218Kです。32インチ8K、60HzですがHDRまではついてないようですね。
一方リフレッシュレートにも一般で考えて120Hz(1秒間120コマ)あたりが一つの認識の限界ラインのようですので、それ以上は敏感な人がどれだけいるか、の世界のようです。
蛍光灯のチラツキを例にとると秒間55回以上だと人は気にならない事からテレビなんかも60Hzが一般的らしいので、120Hzだとその倍となりかなりのスピードになりますが、やはりゲームとかだとHzが上がるほど現実感(いわゆるヌルヌル感)を感じるようになりますね。
ということで個人的にはディスプレイの1つの到達点は326ppiで120Hzという(8K27インチ144Hz)とそれを動かせるPC(グラフィックカード)との組み合わせじゃないかと感じました。240Hzモニターなんてのもあるにはありますけど、視覚的にはこれ以上細かく、高リフレッシュレートだとしてももう意味がなくなるんじゃないのかと思います。極限まで人間の目に近づくということです。27インチの枠の向こうにあたかも現実があるように感じる、まさにヴァーチャルリアリティですね。
まぁそのクオリティを55インチで出そうと思うと16Kが必要になりますけどね…
もう上で紹介したシャープさんのモニターが120Hz駆動も可能のようですんで、製品化にこぎつければTVかPCモニターだけは先に手に入るかもしれません。
ですが、グラフィックカードの性能は今やっと4Kフル画面で60fpsで遊べるようになった位(シングルですが)なので、8Kフルで、しかも120Hzとか動画再生さえも難しいんじゃないでしょうか。
あと残るは自然界の色域をモニターはまだまだ表現できてない事ですね。HDRになってもまだまだのようです。有機ELの方がまだ有利にはなるのかな。
有機ELの波ががPCモニターへも今後来るんでしょうが、HDRもグレードがあるようですから、究極のモニターにはまだまだ課題が残ってますね。
シャープの参考出品の27インチ見てみたいですね。まぁソフトが限定されてしまうので、そのモニターの本気を体感できるのは2020年あたりだといいんですけど、民生の再生機なんかが出るのなんていつになる事やら。一般的なテレビとして55インチ前後と考えるなら、16Kまでは行くんでしょうかね。まぁその頃にはもうドットで表すようなものでなく大きなブレイクスルーが来ていそうな気もします。子供の頃から液晶と言いながら液じゃないのは何故と思っていて、いつかは本当の液になるのはもうすぐなのかも。